初めてでもわかりやすい医療費控除。その①確定申告はなぜ必要?編

【現在までの症状】
発症 2014.夏頃からじわじわ下痢と下血
診断2015.4 直腸型活動期 ~ ゆっくり寛解へ 7月に嫁と出会う
2016.7~下血・下痢悪化 10月2週間入院 12月入籍
2017.3 住宅フルローン購入 目に見える下血なし 12月からリアルダ
2018.1~ 便潜血なし 寛解期
2018.11 ペンタサ座薬減薬による微量下血
2019.1~寛解期 3月~不妊治療中
このブログは潰瘍性大腸炎本人の旦那の様子を妻が書いています。項目が上のカテゴリ帯で分かれています。現在双方30歳
記述的に、彼目線で書いている記事も多々あります

今回の記事から、医療費控除の方法について、実際に私がやったものも参考にしつつ、イラスト付きで記事にしていきます。

確定申告で医療費控除をはじめてする方向けの記事になっています。2回目からはすべて、オンラインですることが可能です。

1回目の方は、次回以降の記事後半で1度、市役所に行くことになります。
(私が住む自治体では、1回目のときは、市役所で指導をうけるようになっています。)

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で、一回目なら、全部市役所でできるの??と言われると、先に自宅で、医療費控除の明細書を作成しておくと、市役所での作業が非常にスムーズで、

かつ、そのときに、もどってくる金額と、その受け取りのための通帳登録もできるので、先に医療費控除の明細書を作って市役所にいくことが、とってもおすすめです。


今回は、第1回ということで、医療費控除がなぜ必要なのか? 確定申告ってなんなんだ?ってことから説明しようと思います。

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潰瘍性大腸炎の医療費控除。その①確定申告はなぜ必要?編

そもそも確定申告ってなんですか?ということをまず説明しようと思います。

ちなみに、医療費控除は、確定申告の内容の1つの種類です。なので、まずは確定申告について知ってみましょう。

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さて、日本には、納税の義務って奴があって、税金を払わなきゃいけない人が払っていないと、罰せられます。

ということで、日本は税金に対して厳しいんですが、この確定申告も税金関係ってことで、やらなかったら罰せられるのでしょうか??


そんなことはありません。

確定申告は、

払いすぎた税金を戻してもらうための申告。

つまり、お金が返ってくるものなんです!!(銀行振り込みとかで、リアルに現金で返ってくるから、やりがいも抜群 笑)

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払いすぎた税金。国が勝手に返してくれるのではないのだ。

私たちが頑張って働いて払った税金。

もらいすぎたものは返して当たり前・・・・・。なのに、国は、

国民からもらいずぎた税金を、いちいち国は連絡して返却したりしません。

どういうことかというと、

私たちが確定申告をして、返してほしいんです。って報告しなきゃ、
払いすぎた税金はあなたの知らないうちに、戻ってこなくなるんです。(5年までさかのぼり申請は可能。)

・・・・ね?? 確定申告しましょうね??笑

確定申告をしないでも良い人は、納税の義務が無い人。

確定申告は、する必要がない人もいます。

それが、働いていないとか、特定の事情で、税金を払っていない人です。

なので、税金を払っていない人は、もちろん、戻ってくる税金もないので、今回の作業は必要がありません。

税金を払っている人は、がんばって取り返しましょうね。

確定申告の一部が年末調整で職場でしてくれるもの。

年末になると、職場で年末調整がありませんか??

・扶養家族についてとか
・加入している任意保険についてとか

これも、同じように、払いすぎた税金を戻すための確定申告で、

国が、職場に、「確定申告を全部、国でするのはとっても大変だから、年末調整として、一部、職場でやってくれない??」って頼んでいるものなんです。

図々しいですよね~ 笑

※自営業等で自分で確定申告をされたり、委託される場合もあります。

医療費控除とは? 医療費が高かったから、税金を返してあげる。

医療費控除は去年の1月1日から、12月31日までに支払った医療の金額に対して、

「こんなに医療費を払っているんだから、せめて税金を返そう。」っていう意味があります。


そして、医療費控除については、会社でやってくれるものではないので、自分ですることになります。

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まあ、医療費控除には、1年分の医療の領収書を家族分用意する必要があるので、個人情報的に自分でしたいですよね。

専業主婦等でも医療費控除は可能です。

専業主婦や、いま働いていない、学生、などでも医療費控除は、その世帯で一番稼いでいる人の払った税金に対して行うことができます。

医療費控除は、1世帯分を合算して行います。

で、その世帯で、一番所得が高い人で計算したほうが戻ってくる金額も大きいので、そこは注意しましょう。

医療費控除をする上での、難病の潰瘍性大腸炎としての注意点

潰瘍性大腸炎だからここに注意!みたいなものは医療費控除にはないんですが、難病として、潰瘍性大腸炎の【受給者証】を持っている人は、

その助成してもらった金額を引いた金額で医療費控除を申請する必要があることは注意しましょう。

たとえば、私の旦那の去年の潰瘍性大腸炎についての領収書はこの記事にまとめたのですが、
www.kotokotostorys.com

この公開している領収書のように、もう、窓口で支払う金額がすでに助成分をひいてある金額なら、そのまま医療費控除に使うことができます。

が、たとえば、潰瘍性大腸炎になったばかりで、まずかかった医療費に対して、あとから助成金をもらった場合は
その金額を引いて、医療費控除とする必要があるんですね。

また次からの記事でも詳しく説明しますが、これだけ頭の隅っこに入れておきましょう。

年間の医療費をいくら以上はらったら、医療費控除にだせるの? どのくらいもらえるの?

医療費控除が適応される金額は、その世帯で、年間の医療関係の費用が10万円を超えた分です。

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しかし、例外があって、総所得が200万円未満の人は、その所得の5%が適応されます。

所得は、年収から税金を引いた金額のことです。
たとえば、家族構成などにもよるので、一例ですが、年収400万だと、所得は310万ほどになります。

年間の医療費が、世帯全員でたとえば20万かかったら、10万分を医療費控除として提出できます。

かつ、医療費控除をしたら、銀行振り込み等でお金が返ってきますが、1万円ほしかったら、年間の医療費は25万~30万ほど必要です。
(収入等で変わるので、あくまで一例。)

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医療費控除は、病院食や、交通費も対象。

さて、潰瘍性大腸炎は、入院したときの医療費についても助成が適応されますが、食事療養費には適応されませんね。

けど、この医療費控除は、医療にかかわる費用について提出することができるので、食事療養費も対象になります。

医療費控除で、医療費以外に提出できるものは、以下のものになります。

・自費診療(10割負担のもの。)
・病院までの交通費(有料席は対象外で、あくまで移動の費用として)

・入院中の病院食代
・入院中の差額ベッド代
(希望してその部屋にした場合は、医療費控除の対象外です。詳しくは市役所にきいてみましょう。)


というわけで、医療費控除に提出する金額は、本来の医療費よりも、結構高い金額になる可能性もあるんですよね。

私の旦那も、潰瘍性大腸炎の病院に、2時間かけて電車で通院しているので。


では、次回の記事では、医療費をどのように医療費控除として扱っていくのかを、

実際に私が、今年の年末調整をしながら記事にします。

www.kotokotostorys.com


年末調整は、毎年、2月16日から3月15日ごろに実施されて、国税庁が実際の運営者ですが、市役所等で、わからないことは教えてくれます。

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