潰瘍性大腸炎の転院理由と病院選び。食事指導も便潜血検査もなかったこと
【現在までの症状】 発症 2014.夏頃からじわじわ下痢と下血 診断2015.4 直腸型活動期 ~ ゆっくり寛解へ 7月に嫁と出会う 2016.7~下血・下痢悪化 10月2週間入院 12月入籍 2017.3 住宅フルローン購入 目に見える下血なし 12月からリアルダ 2018.1~ 便潜血なし 寛解期 2018.11 ペンタサ座薬減薬による微量下血 2019.1~寛解期 3月~不妊治療中 このブログは潰瘍性大腸炎本人の旦那の様子を妻が書いています。項目が上のカテゴリ帯で分かれています。現在双方30歳 記述的に、彼目線で書いている記事も多々あります |
潰瘍性大腸炎で1番目に受診した個人の胃腸科クリニックは、便潜血検査や採血がありませんでした。
かつ、食事指導もなかったので、その約1年半後に転院した総合病院との違いに驚くことになります。
今回の記事は、1番目の病院と、2番目の病院を比べてみました。
(個人クリニックでも充分な検査や治療を行えるところも多いし、
総合病院でも治療のレベルが低いこともあるので、ここからは1番目の病院と、2番目の病院と書いていきます。)
潰瘍性大腸炎で転院した理由と病院選び
2番目の病院は、IBD専門の科があります。
そもそも、1番目の病院から2番目の病院に転院した理由ですが、
彼の潰瘍性大腸炎がみるからに悪化しているのに、1番目の病院では対応してもらえず
かつ、先生も態度が冷たい。ということを彼から聞いていたので、
当時、私は不整脈もちで、専門の総合病院にいきつくまで5箇所転院していた経験もあり(完治オペ済)
「もっと良い病院に代わって!」
と彼に頼みこんで、
彼が潰瘍性大腸炎になってから入った医療保険、メットライフのサービスである、セカンドオピニオン紹介サービスを利用して、
転院にオススメの病院をきいたところ、そもそも潰瘍性大腸炎の専門のIBD科をもっている総合病院がある。ときいて、すぐに転院しました。
で、かなりの悪化がわかり、即日2週間入院でした(; ゚゚)
では、1番目の病院と、2番目の病院について、比べてみます。
検査の内容。2番目の病院は便潜血検査や採血は毎回ある
1番目の病院には、月に1回~2ヶ月に1回の通院でしたが、
潰瘍性大腸炎と内視鏡検査で診断されたときも含めて、一切、血液検査と、便潜血検査はありませんでした。
1番目の病院は、いつも、お腹をさわる触診だけです。(内視鏡は診断のときの1回のみ。まぁ、これは2番目でも年に1回やけど)
1番目の病院に通院していたときは、気にしてなかったんですが、2番目の病院で、毎回採血と便潜血検査をすることになって、必要性が分かりました。
便潜血検査で目に見えない下血がわかり、血液検査で炎症反応が分かる。けど医療費は安い!
1番目の病院は、目に見える下血があるか、ないか、で判断していました。(医者が便を見るわけではない。)
が、2番目の病院では、いつも便潜血検査をしていて、便潜血検査では、目に見えないわずかな下血も感知します。
なので、全く便に血が混ざっていない、完全な寛解期が分かるし、
これが嬉しかったんですが、目に見えるよりも早く、便潜血検査に血の反応がでることで、
潰瘍性大腸炎の悪化兆候を、かなり早い段階で知ることができるんです!!
これは本当に嬉しいポイントだと思います。
で、便潜血検査も血液検査も毎回しているのだから、医療費が高いのではないか?
と思われそうですが、毎回2000円程度なんです。
これは、医療費を1年分まとめた記事を作ったので、そちらをご覧下さい。
食事指導の有無。②の病院で実施しているが平日なのでできない。
1番目の病院では、食事指導は一切ありませんでした。
付き合いはじめに、彼女に潰瘍性大腸炎であることを言った時は、
「食事制限がある難病なんて、なんで言ってくれなかったの?」
と言われましたが、そもそも1番目の病院では、下血がある時期でも食事指導がなかったので、応えようがなかったんですね。
けど、2番目の病院では食事指導があります。
幸い、いきなり即日入院で、入院の病院食で食事制限を学ぶことができました。
かつ、食事指導もしてもらえますが、平日なので行けていません。
まぁ、退院後はゆーっくり1年ほどかけて寛解したのですが、
それ以来、大きな悪化がないので必要がないんです。
2番目の病院のデメリットは、遠いから内視鏡が前泊なことかな。
というわけで、総じて【転院して良かった!!】の一言に尽きるんですが、
デメリットをしぃと言って上げるとしたら、
2番目の病院は片道2時間かかるので、
1年に1回くらいの内視鏡検査の日は、病院近くのホテルに前泊してることくらいでしょうか?
けどまぁ、これは全く医療水準に関係ないので、ほんとうに転院して良かったですよ。
転院が必ずしも、良いことかどうかは分からないですが、1人の患者の話として聞いて貰えたら嬉しいです。